▼ツボ名と部位 |
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@【関元】(かんげん)と呼びます。
部位は、おヘソより下3寸(親指以外の指4本分)にツボを取ります。 このツボは、別名『丹田』(たんでん)とも呼ばれ、この奥に、元気のもと、人間の生命力、活力が内在している所です。
この丹田を大切にすることが、元気を守ることと考えます。
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効能は・ストレス性の胃腸病・過敏性大腸症群・生理不順の改善・下腹部や足先の冷え性・子宮筋腫の予防法・お腹が張ってガスが溜る・お腹をスリムにしたい。
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AB【天枢】(てんすう)と呼びます。
部位は、ヘソの横2寸(親指・人差し指・中指を横に並べて外側に開いたところ)にツボがあります。
このツボは、おヘソの横にあり、強く押すと、痛みを強く感じる方がいらっしゃると思います。 お腹の血流がよくない証拠です。これを徐々に軟らかく、弾力性のあるお腹が理想的な状態です。
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効能は・便秘体質の改善・冷え性の体質改善・風邪を引きやすい体質・疲れが抜けない・やる気は満々、しかし身体が動かない・ストレスを強く感じる・眠りが浅い。
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C (ちゅうかん)と呼びます。
部位は、おヘソとみぞおちの中間にツボがあります。
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効能は・ストレスによる胃もたれ・消化不良・神経性の胃炎・胃のむかつき・過労が重なると胃が痛む・お腹が張って苦しい・スリムなお腹を作りたい方・ストレスに強い胃にしたい方。
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D【巨闕】(こけつ)と呼びます。
部位は、みぞおちの所に、へこみがあります。そのへこみにツボがあります。
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効能は・ストレスで呼吸が浅く、息切れを感じる・みぞおちに圧迫感を感じ落ち着けない・食欲がなく、集中力がない・自律神経の失調・みぞおちと背中が凝る。
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▼ツボの押し方 |
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[Step 1]
最初に横になって下腹部の@【関元】のツボを押します。
両手の人差し指と中指の2本を揃えて、指の腹で、ゆっくり力を加えて、押し込むようにに指を入れます。
そして、ゆっくりと力を抜いて、もとの状態に戻します。
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[Step 2]
次に、右側のおヘソの横、A【天枢】に両手を移動して下さい。
そこで、先程と同じように、両手でゆっくりと押し、その圧力を加えたままの状態で”の”の字を書くように、クリクリと指先を小さく動かして、深い所の血流をよくします。
この時の回数は、約5回程度行って下さい。
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[Step 3]
さらに、左側のおヘソの横、B 【天枢】を同じ様に、ゆっくり押します。
特に、左側の 【天枢】は、『 』の圧痛反応や便秘症の方は、強く押すと、コリコリと硬く触れる方が多くいらっしゃいます。
その硬く緊張している状態を、毎日少しずつ、丁寧にもんでいると、除々に軟らかく、弾力性のあるよいお腹に改善します。
また、ストレスを多く受け止めている時も、お腹は緊張してきます。
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[Step 4]
次に、おヘソとみぞおちとの中間、C に、両手を移動します。
この の下は、胃の中央部にあたります。
両手の指の腹で、ゆっくり押して、抵抗が強く感じた所で止めて、”の”の字を書くように小さく指先を動かして、血流をよくします。
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[Step 5]
最後に、みぞおちの中央、D【巨闕】に両手を移動します。
両手の指の腹で、同じ様にゆっくり押して、ツボの血流をよくします。
このみぞおちは、自律神経の緊張と関係する所で、自律神経のアンバランスがある方は、ここが硬く緊張しやすいです。
このみぞおちの巨闕のツボの血流をよくして下さい。
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■角貝釀計の一口ツボ・アドバイス■
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お腹は、意識してお腹に手を触れて、お腹の緊張、硬さ、軟らかさなどをチェックしましょう。
調子のよい時のお腹の弾力性と病的な時のお腹の硬さ、緊張が自分で分かってきます。
最近の科学研究では、「腸の年齢」があり、腸も老化します。
若々しい腸は、活発に働く、腸にすることが大切です。 鍼治療の専門家は、この腸のツボに1ミリ単位の深さで治療を行います。
根気よくお腹の血流をよくしましょう。
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